マルチチャンネル処理を処理後の分散から判断して見る実装を試した(処理後の分散が減るならMSを実行)が、RWCで0.02%ほど圧縮率が悪化した。つまり、固定でMSやるのが性能が良いという結果。

分散を使ったのが良くなかったか。1次相関を使ってみて様子を見たが、分散よりも更に悪化。

重要なのは、MSによって何が大きく変わっているかという点でもある。MS変換後の波形の統計量とか周波数特性がどうなるか観察するといいかも?

急に思いついた手法:わざと分割時の予測を行わないことで入力を残し,ユニット方向の並列計算を高速化する。たとえば,1分割でもフレーム長/4間隔で次数分だけ予測せず残差を残す.当然圧縮率は落ちるが,4ユニット並列予測/合成が常にできる.

  • 早速試してみたが、0.1%オーダで悪化した。取り下げるが、方向としては悪くなさそう。予測していない部分をどうするか考えるといいかも?

MSの替わりにリフティング適用するとどうだったかを思い出している(たしか試していて、良くなかったはず)。そして同時にMSを2回かけるという頭のおかしい発想も浮かんだ。後で試す。

あと、自己相関の計算をFFTで高速化するというネタはあり。重要なのはどの次数でFFTを使い始めるかというところか。