MS変換以外のチャンネル処理手法があったことを記憶していて、探っていたらLeft-Side(LS), Right-Side(RS)変換だった。

やっつけで分散/絶対値log2の和(WavPackリスペクト。整数エントロピーに比例する値)/予測後分散推定値を使ってMS/LS/RSを切り替えるようにしてみた(最も値が低いのを採用するようにした)が、性能が悪化。0.2%オーダで悪化。まだ、固定でMSやるのが良いという状態になっている。

M,S,L,R成分を作って予測して、最も符号が短くなる組み合わせを選ぶ、というやり方はありで、確実に圧縮率は向上するだろう。しかし、負荷が2倍になるので戸惑う。それに見合った改善が得られる気がしない。事前情報でうまく判定できないか考えたい。

Sを選んでも性能悪化が見えるということは、MSのMに秘密がありそうな気がしてきた。 実装から離れて、いつか書こうと思っていたチャンネル間相関を観察してみるか。