プリエンファシスの評価をする。1次相関除去がよいのか、分散除去がよいのか、それとも組み合わせが良いのか?

  • MS変換 + 最適プリエンファシスx2 + LPC(4), サブブロックでLPC(4) + CDF42を1段 + 低域でSS(4), 高域でSS(4)

のモデルで、最適プリエンファシスの次数を(1回目, 2回目)として調べる。

最適プリエンファシスの組み合わせと圧縮率
楽曲 \ 手法 (0, 0) (0, 1) (1, 0) (1, 1) (0, -) 何もしない
kanonop 55.01 54.98 54.94 54.91 55.14 55.44
ワン・ツー・スゥイーツ 73.43 73.43 73.45 73.46 73.56 73.85
SPARKLE 61.22 61.37 61.24 61.33 61.22 61.47
クラシック(RWC先頭) 42.46 42.60 42.46 42.61 42.28 42.40

ちゃんとしたCD音源(ロスのない音源)で分散減らしが有効である示唆。そして2連続も怪しいことが分かってきた。1次相関の除去はkanon音源だけで有効だったということで、これからは分散減らしをメインに据えていく。

クラシック音源に対してLPCの次数上げがあんまり効いてないことを確認したあたりで、急に集中力がきれてくたばってしまった。

残りは構成再検討くらいしか無いと思っている。

CDF42をCDF22に入れ替えたらkanonop 以外 が軒並み0.4%くらい改善したので、リフティングも含めて検討すべきだし、CDF22の端点も丁寧にしておきたい。残差を見ると、CDF42はCDF22に比べ低域の分散は小さいが、高域がかなり暴れている印象。帯域ロスなくフルに入っている音源は高域成分が残ってしまうということか。CDFは高域の成分が低域に漏れ出ているのであまりひどいことになっていないのかという想像。